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免震・制震とは
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増幅機構付き減衰装置―減衰こま
産業用機械として普及しているボールねじを利用して、建物の変形により発生する装置軸方向の伸縮を回転運動に変換・増幅し、回転部に充填した粘性流体の抵抗でエネルギーを吸収する減衰装置です。
装置内部に増幅機構を持つため、小型でも大きな減衰力を発揮します。また、既存建物の耐震改修にも適しています。
減衰こま(RDT)には、免震構造のダンパーとして使用する大振幅型と、制震ダンパー用の小振幅型があります。
直動転がり支承
ボールベアリングを用いた直動機構(LMガイド)を十字に組み合わせることにより、水平方向に自在に動く支持装置(免震支承)です。
上下方向の引張力にも耐えるため、免震装置に引抜力が働く塔状建物や超高層建物にも使用可能です。
支持荷重は装置サイズと型式で対応し、軽量建物用から超高層ビル用まであります。変形量(可動範囲)はレールの長さで自由に設定できます。
この免震支承は、動いた後で元の位置に戻る「復元」機能や揺れを吸収する「減衰」機能を持たないため、通常は積層ゴム免震装置と組み合わせて使用します。
錫プラグ入り積層ゴム
鉛プラグ入り積層ゴムと同様の構造を持つ免震装置で、環境への影響を考慮して、鉛に代わり錫(すず)をダンパーとして使用しています。錫は鉛と比較して約1.7倍のエネルギー吸収力があります。このため、同じ減衰力を得ようとするとき、鉛プラグ入り積層ゴムよりも装置数が少なくて済み、建物全体のコストダウンが可能になる場合があります。ダンパー一体型の省スペース性、優れた施工性と保守性、安定した性能など、鉛プラグ入り積層ゴムの長所を継承しています。
慣性こま
従来の粘性減衰装置「RDT(減衰こま)」の回転部分を外側に配置して質量を加えた装置です。建物の変形により発生する「装置軸方向の伸縮運動」はボールねじ機構により「高速の回転運動」に変換されます。このとき、質量を加えられた外筒が大きな回転慣性を発生し、それによって駆動される「粘性体を利用したエネルギー吸収機構」が大きな減衰力を生み出します。
粘性制震壁
地震時に上下階の間で発生する「位置のずれ」を壁形状の受け箱に挿入した鋼板に導き、箱内に充填した高粘性流体との間で発生する粘性抵抗でエネルギーを吸収する制震装置です。水平、上下のいずれの方向にも有効で、地震、風揺れ、機械振動などあらゆる種類の振動に効果を発揮します。形状は薄い壁状で、建物への組み込みが容易です。シンプルな構造で粘性体には実用上の経年変化がなく、建物供用期間中の交換は想定していません。
小型粘性制震壁
VDWを小型化し、より柔軟に構造体への設置ができるように改良した製品です。小型ですが、その分鋼板を精度良く設置できるため、鋼板の数を増やすことで効率的に粘性抵抗力を生み出すことができます。
永久磁石式減衰装置ー渦電流こま
産業機械用として普及している「ボールねじ」と大型車両の補助ブレーキとして広く普及している「永久磁石式リターダ」の減衰機構を組み合わせたダンパーです。
両者の特徴を組み合わせることで、繰り返し地震動を受けたときにおいても減衰力が低下率が小さい特徴があります。