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SnRB
錫プラグ入り積層ゴム
Tin Rubber Bearing

1. 構造と特徴
錫(すず)プラグ入り積層ゴム(SnRB)は、鉛プラグ入り積層ゴムと同様の構造を持つダンパー一体型免震支承で、人体及び環境への影響から進められている工業製品の非鉛化に対応し、鉛に代えて錫(すず)を減衰材として使用したものです。
同一サイズの鉛プラグ入り積層ゴムの1.7倍の減衰能力を持ち、トータルの部材数を減らすことが可能です。また、省スペースと優れた施工性・保守性・安定した性能など、鉛プラグ入り積層ゴムの長所も継承しています。
2. 基本特性
錫(すず)プラグ入り積層ゴムの水平特性は図2のようなバイリニアループを示し、基本性能は以下の式で表されます。
・一次剛性:K1=112•K2(実測値による平均)
・二次剛性:K2=ah•(G•A)/(n•tr)
・切片荷重:Qd=σp•Ap
ah:補正係数
G:せん断弾性率
A:ゴム断面積
n:ゴム層数
tr:1層のゴム厚
Ap:錫プラグ断面積
σp:錫プラグ降伏応力度(基準速度時14.8N/mm2)

3. 製品仕様とサイズ
直径700mm~1500mmのサイズがあり、15N/mm2の高面圧に対応しています。
■形式記号の例
SnA40 − 800 − 6.0 × 33 (160)
〈種別・ゴム弾性率〉〈ゴム径〉〈1層のゴム厚〉〈層数〉 〈錫プラグ径〉
4. 使用例



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